テント倉庫とはどのような倉庫? 特徴、メリット・デメリットを解説

2022.04.11

2024.4.19

テント倉庫に今関心を持っている関東、東海、北陸地方などの製造工場系企業の担当者の方々などがいらっしゃることでしょう。テント倉庫とは、鉄骨+シート膜の簡単に作ることができる建築物のことを言います。

テント倉庫のメリットは、
・価格がリーズナブル・スピーディーに作ることができる
ことです。

もっと知りたいと思っている方々のため、詳しいテント倉庫の情報を提供します。是非一読ください。

テント倉庫とはどのような建築物なのか

テント倉庫とは軽量鉄骨を組んで、その上からシート膜をかぶせ作る倉庫のことを言います。名前のようにテントのような倉庫です。

一般的に存在している建築物と比較して、非常にシンプル構造となっていますが、ある程度の強度を持つことができれば充分その中で物を保管することができ倉庫として有効的に活用することができます。

テント倉庫の種類

テント倉庫の種類は、

・閉鎖型
・側面開放式
・伸縮式
・移動式

などがあります。

どれも構造は同じになりますが、細かい面の違いを見てみましょう。

【閉鎖型】
おおかたのテント倉庫は、閉鎖型です。全部の面がシート膜で覆われ、倉庫に有効的に活用することができます。

ただし、風がなかなか抜けていかないので籠もってしまう熱をエアコンなど使用して温度調節が必要です。中で作業をする方々は、しっかり熱中症対策についても考える必要があります。

【側面開放式】
側面開放式のテント倉庫は、一部の面が開放されています。また、全部側面にシートがないものもあります。
倉庫の物の出し入れを容易にすることができ、熱も中に籠もることはありません。

ただし、雨の日であったり強風の時には何かしら対策も必要になってしまうでしょう。

【伸縮式】
伸縮式のテント倉庫は、ジャバラの骨組で作り、伸び縮みすることができるテント倉庫です。必要ではない時にはテント倉庫を折り畳みまとめることができます。

【移動式】
移動式テント倉庫は、移動させることができるテント倉庫です。倉庫には、キャスターがついています。
移動させることができれば、気軽に置く場所を変更することができます。

テント倉庫のメリット

テント倉庫にはどのようなメリットが存在しているのか更に詳しく解説します。

スピーディーに作れる

テント倉庫のメリットはスピーディーに完成できることです。テント倉庫は、基本は鉄骨を組み立てしてシート膜を張る作業だけです。
必要な時に、即倉庫スペースを作ることができます。

リーズナブル価格で作れる

テント倉庫を作るのはメカニズムが単純なので材料費も浮かし、 人件費も安く済ますことができコストもリーズナブルです。

本格的に倉庫を作ろうと思えば工期も費用もかかり、ちょっと躊躇してしまうことがあるかもしれませんが、テント倉庫であれば思い切りよく即作ろうという気持ちも起こることでしょう。

欲しい時にすぐに倉庫を用意できる。それが、テント倉庫の大きなメリットです。

三角地帯の土地にも建てられる

テント倉庫は三角地帯や台形など通常の建物を建てにくい土地にも建てられることができます。
鉄骨とシートのみで設計されているため、形状に合わせて自由に建設することができます。

修繕が簡単

テント倉庫のシート膜について言えば、この程度のもので中の物を守ることができるのか不安になってしまう方々もいるかもしれません。
しかし、実際にネットの口コミでも語られていますが、 テント倉庫は意外と頑丈だと感想を持っている方々が多いです。
また、シート膜は修繕が比較的簡単というメリットがあります。もしも穴が開いてしまったら。そのようなシーンでもシート膜にシールを貼れば簡単に修復することができます。

増設も簡単

テント倉庫のメリットは、簡単に増設できることです。テント倉庫は非常に作りがシンプルであるため、フレキシブルな使い方をすることができます。

一般的な倉庫の場合には増設を考えると結構大がかりな工事が入ることになります。立地条件であったり、構造の問題から増設不可ということもありますが、テント倉庫の方がその可能性は低いです。

解体も簡単

テント倉庫のメリットは簡単に解体できることです。そもそも建築物は解体する時も、ある期間の長さが必要ですし、それだけお金もかかってしまうことになります。

しかし、テント倉庫はそうではありません。シート膜を剥がす、鉄骨を解体するという工程で終了です。

電気代を節約できる

テント倉庫には、電気代を節約することができるメリットがあります。
テント倉庫を覆っているのは、シート膜です。性質上陽が出ているあいだは中は明るくなり、電気をつける時間は短く済ますことができます。

また、冬場はテント倉庫の中は意外とあたたかいと感じるでしょう。暖房代だって充分節約することができます。

意外とバリエーションもある

テント倉庫には期待できる程バリエーションはないのではという疑問を持っている方々も多いです。しかし、テント倉庫の軽量鉄骨はある程度組み方に自由性があるため、三角、ひし形のちょっと変わった倉庫も作ることができます。

テント倉庫のデメリット

テント倉庫にはメリットだけでなくデメリットもあります。デメリットをおさえることも大事、メリットとデメリットを両方知って総合判断されるといいでしょう。

シート膜の張り替えコスト

テント倉庫はリーズナブルに作ることができるというお話しをしていますが、維持費にはお金がかかるため総合判断が必要です。

取りあえず短期でテント倉庫を必要としているというケースであればいいですが、ずっとテント倉庫を使いたいというケースでは、シート膜の寿命はおおよそ10年と言われていますので、その時が来れば取り替えが必要です。

シート膜はいずれ張り替えしなければならないものという認識の仕方は最初に必要です。

高い天井が必要な倉庫には向かない場合がある

テント倉庫のメカニズムでは、高さに対してそれ程期待することができません。高くしてしまうことで安定性を失い、耐久性に問題が出てきます。
テント倉庫と言えば、おおかた高さのない平屋がほとんどです。なので2階以上の建築物にしたい、天上の高いスペース空間を作りたいと考えるのなら、テント倉庫は不向きと考えてください。

まとめ

いかがでしょうか。今回、テント倉庫について解説しました。

テント倉庫には、
・簡単に作ることができる
・リーズナブルな価格
などのメリットがあります。

更に多くのメリットについて解説しました。
一方でテント倉庫にはデメリットもありますので、関東、東海、北陸地方などの製造業の方々がテント倉庫を検討する場合、デメリットも理解した上利用するか判断されるといいでしょう。

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