テント倉庫の暑さ対策 おすすめの遮熱シートとは

2024.07.20

2024.7.11

そうとうな猛暑が予測される近年の日本の夏のシーズンですが、テント倉庫を検討している方々は、テント倉庫は暑さをしのぐことができるのかということを、いささか懸念しているのではないでしょうか。

まさに、工場担当者の方々にとって、暑さ対策は考えなければならない大事なポイントです。

遮熱生地を使用することは、かなり有効的なテント倉庫の暑さ対策です。

今回この記事では、夏のシーズンのために、テント倉庫に使うことができる、遮熱性に優れた生地について解説をします。ぜひ、ご参考にしてください。

テント倉庫は暑さに弱い?

日本列島は、今年の夏もそうとうな猛暑に襲われそうな気配です。

気象庁が発表する最新の3カ月予報においては、6~8月の平均気温は、全国規模で高いことが予測され、特に、8月については暑さがかなり厳しくなると予想されています。

場合によっては、観測史上最も暑かった去年を超えるかもしれない災害級の暑さに見舞われる可能性があるとのことです。

日本気象協会でも、早急な暑さ対策として、エアコンを点検することであったり、身体を暑さに慣れさせる暑熱順化を呼びかけています。

テント倉庫の場合、構造的には、従来工場にあるようなある程度重さのある業務用エアコンを設置することが難しい現状があります。そこで、スポットクーラーなど検討している方々も多くいることでしょう。それも、暑さ対策のひとつではあるのですが、テント倉庫には、涼しさを維持できる遮熱生地に取り入れてみてはいかがでしょうか。

テント倉庫の暑さ対策 遮熱シートとはどのようなシートなのか

テント倉庫の中が気温上昇してしまう大きな要因となりうるのが、太陽の光によって熱せられた屋根からの「輻射熱」です。よって、テント倉庫の暑さ対策として、遮熱シートなどを使用して、屋根からの輻射熱を防ぐことが効果的な方法とすることができます。

太陽の光であったり、熱を直接受けることで、熱くなってしまった屋根が、内部へと輻射熱を出し、テント倉庫内の空気が熱せられ、物や、人があたためられることになります。

また、屋根からの輻射熱によりあたためられた物であったり、人からも輻射熱が発せられることで、さらに、テント倉庫内の空気はあたたかくなり、中は猛烈に気温が上昇していってしまうことになります。このような状況で、テント倉庫の中でスポットクーラーなど使用しても、ほとんど冷房と暖房を同時に行っているような感じで、ほとんどいい効果など期待することができないことがあります。

屋根からの輻射熱を抑え、テント倉庫内の温度が上昇するのを防ぐためには、屋根自体の温度が上がらないように対策を講じるか、屋根からの輻射熱の影響をできるだけ受けないようにすることが大事な鍵となります。

作業場で工場であれば、遮熱機能のある屋根材を使ったり、遮熱塗料や、断熱塗料を塗装するという暑さ対策の選択肢もあるのかもしれませんが、テント倉庫の場合そのようなことも難しいため、やはり効率のいい方法は遮熱シートを設置することになります。

テント倉庫に遮熱シートを採用することで、屋根からの輻射熱を反射させることで内部の温度上昇を抑えることができ、かつ、冬のシーンでは、熱が天井から抜けるのを反射させ、内部の温度低下を防ぐ効果も期待することができます。

テント倉庫に遮熱シートを使うメリットとは

テント倉庫に遮熱生地を使用する、最大のメリットは、テント倉庫内の温度上昇を抑制できることです。

遮熱シートは、一般的な膜材と比較して、夏場のテント倉庫内の温度を、3℃から5℃程度下げることが可能です。

一方で、冬場、遮熱シートを採用することで、熱が天井から抜けるのを反射させ、内部の温度低下を防ぐ効果も期待でき、年間を通じ、内部の温度を適温に維持し、作業環境を改善することができます。

また、アイボリーや白系などと言った明るめカラーを選べば、透光率も高く、日中であれば、照明が必要ないほど明るさを維持することができます。逆に、できるだけ中に光を入れたくないという場合であれば、グレーや黒系統の暗いカラーの生地を選択することで、透光率を下げることができます。

そして、遮熱シートは、室内温度の軽減を実現、また、昼間の倉庫の中を明るくすることで、空調や照明にかかるコストを抑えることが可能です。 電気代のコストカットにプラスα、省エネができるため、自然環境にも充分配慮した業務運営を行うことができるようになります。

また、遮熱シートは、赤外線や紫外線を反射することが可能です。特に、紫外線は、劣化の大きな原因となるものであり、遮熱シートが紫外線を反射させることで、遮熱生地自体の劣化を遅らせることができます。

テント倉庫の遮熱シートおすすめの商品 サマーシールドとは

遮熱シートにもいろいろあり、迷う方々も多いため、ここでは、おすすめの商品を紹介します。

それは、サマーシールドです。

サマーシールドは、東レエコユースを使用した特殊軽量密度織物に、東レオリジナルの二層からなる特殊加工を施した3層構造の素材です。特殊3層ラミネート構造から構成された、遮熱効果、また、高い遮光性、UVカット性を兼ね備えた優れた膜材です。

サマーシールドでは、従来のコーティング加工では到達できなかった多数の機能性を同時に、かつ、ハイクオリティーを実現しています。

テント倉庫の下では、直射日光をシャットアウトしてくれるため、作業員の方々の体感温度を下げることができ、熱中症対策にとても良い効果を期待することができます。

サマーシールドは、太陽光からの反射・遮光効果は99.9%以上を実現、紫外線(UV)カット率は99%以上、紫外線から目や肌を守ってくれます。

遮熱-4〜-10℃。顔に影ができるほどの日陰効果を期待することができ、すぐれた遮熱効果を発揮、熱中症を予防します。

また、防水耐水圧 は、20,000mm、優れた耐水圧を維持し、スコールでも安心して使用することができます。

表面はファブリック調のポリエステル100%生地。裏面に施された黒いフィルムは、熱を吸収し、テント倉庫の中の暑さを低減させるだけでなく、地表から発生する紫外線の反射も防止します。

現在、サマーシールドは、テント倉庫の生地としてだけでなく、パラソルや、日傘、帽子などにも使用されています。

テント倉庫の遮熱シートおすすめの商品 SPACECOOL(スペースクール)とは

SPACECOOL株式会社とカンボウプラス株式会社は、ゼロエネルギーで冷却できる放射冷却素材「SPACECOOL(スペースクール)」を有効的に活用した膜材料を共同で開発することに成功しました。

遮熱シートを超えた膜材、SPACECOOL(スペースクール)は、太陽光と大気からの熱をブロックし熱吸収を阻止するだけでなく、宇宙に対して放射することで熱を廃棄し、ゼロエネルギー化し、外気より低温を実現する新しい素材として注目されています。

オリジナルの光学設計により、太陽光の下での冷却を実現、脱炭素社会の実現に貢献します。

また、自然現象の放射冷却を有効活用し、オリジナルの光学設計で、世界最高規模の冷却効果を目の当たりにすることができます。

さらに、オリジナルの多層メカニズムにより、太陽光をブロック、反射率95%以上の熱吸収を抑える遮熱機能と、大気の窓の波長域の赤外線を増大し、宇宙に向けて放射することで熱を廃棄、また、放射率95%以上の放射冷却機能を両方実現することに成功しました。

物質は光エネルギーを吸収し、熱エネルギーに変換されて温度が上昇していきます。ですから、太陽からの光エネルギーによって地表面があたためられ、日中暑くなってしまうのです。また、熱エネルギーは温度が上昇すれば、分子振動によって光エネルギーに変換されることになります。そこでSPACECOOL(スペースクール)は、周辺の熱エネルギーを大気の窓の波長域の光エネルギーに変換させ、放射冷却効果を増大させているのです。

スペースクールであれば、電気で作られた人工的な涼しさに依存しすぎず、心地よい涼しさを実現させ、社員の方々みなさんが快適に、安全に過ごせる日常を提供します。

正式販売される商品は、本素材をキャンバス生地に貼り付けたもの1種類と、ターポリン生地に貼り付けたものの2種です。

ターポリン生地2種類は、公益財団法人日本防炎協会認定の防炎製品認定を取得しています。(防炎認定番号 FR-03259、FR-04296)テント倉庫やシェード、カバーやパラソルなどの用途に使用できる素材です。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は、今年の暑い夏の対策のため、遮熱シートなどについて解説しました。

テント倉庫では、なかなか規模の大きな業務用エアコンなどが使い難いため、遮熱シートの利用がかなり有効的な暑さ対策にすることができます。

それぞれメーカーから、いろいろなシートが販売されているため、じっくり比較することも大事です。

遮熱シートを使用することで、まさに想像以上の快適な体感を得ることができます。
作業員の熱中症対策にもなり、作業の効率も格段とアップさせることができます。

どの遮熱シートを選んでいいか迷えば、「サマーシールド」や、「スペースクール」に注目してみるといいでしょう。おすすめの最高テクノロジーを実現した遮熱シートです。

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