シートシャッターのメリット・デメリット どのような現場で利用されている?

2023.11.20

2024.4.19

現在、シャッターを取り付けしようと思っている工場経営者、担当者の方々にとって、「シートシャッター」も選択肢のひとつです。

しかし、シートシャッターがどのようなシャッターなのかまだわからないという方々もいらっしゃるでしょう。

今回は、そのような方々のため記事を書きました。

今回この記事では、

・シートシャッターとはどのようなシャッター?
・シートシャッターにはどのようなメリットがある?
・シートシャッターにデメリットはある?
・より機能性の高いシートシャッターを求めてみては?
・シートシャッターはどのくらい費用がかかる?
・シートシャッターの故障の事例
・このような現場でシートシャッターが使われている

について知ることができます。

ぜひ一読ください。

シートシャッターとはどのようなシャッター?

「シートシャッター」とは、そのままの意味でシートのシャッターのことを言います。
今まで一般的に向き合っていたシャッターの場合スチール素材で作られていますが、シートシャッターの場合、素材はポリエステルであったり、ビニールなどです。

シートシャッターにはどのようなメリットがある?

シートシャッターには、

・開閉を楽に行える
・節電効果がある
・透明性のあるシャッターを選べる

などのメリットがあります。

開閉を楽に行える

シートシャッターを取り付けるメリットは、スチール製のシャッターよりも開閉を楽に行えることです。

スチール製のシャッターの場合、自動のものであっても開閉に相当時間がかかっていたことでしょう。

それ程開け閉めしない場所に使われている場合はそのままでもいいのかもしれませんが、かなり業務に支障をきたしてしまうことも少なくありません。

シートシャッターは、開閉がスムーズであるため、頻繁に開け閉めが必要な場所で重宝されています。

たとえば、ゴミ処理場や汚染土壌のリサイクル工場などにおいてはどうしても外に悪臭が漏れてしまう問題を抱えています。
そのような場所にスピーディーに開け閉めができるシートシャッターがまさにうってつけです。

節電効果がある

また、シートシャッターは開閉がスムーズであるため、冷暖房をしているときに、空気を外に逃がさないで効果を温存できるメリットがあります。

工場作業は、電気代がどの程度かかってしまうのかも大きな悩みです。シートシャッターは、電気代にかなり貢献してくれるアイテムです。

また、もっと電気代を安くしたいと考えるのであれば、高速シートシャッターを取り入れるといいでしょう。

透明性のあるシャッターを選べる

さらにシートシャッターは、素材がポリエステルなどであるため透明性のあるシャッターを選択することができます。

透明なシートシャッターを取り付けることで、内部を外から容易に確認することができます。

また、中を見られたくないという場合には、不透明なシートにすればいいですし、半透明のシートも選択することができます。

シートシャッターにデメリットはある?

・作業効率をアップ
・電気代を安くできる
・透明なシートを選択することができる

など様々なメリットがあるシートシャッターですが、残念ながらデメリットもあるので導入の際にはこちらも抑えておく必要があります。

シートシャッターのデメリットは、

・耐久性
・軽さ

です。

すぐに切れてしまうかも

シートシャッターのデメリットは、耐久性に不安材料があることです。

できるだけもつシャッターがいいと多くの工場担当の方々は考えるのでしょう。しかし、耐久性のことを考えたら金属製のシャッターの方が上です。素材が素材なので、何かのはずみで容易に切断されてしまうこともあるかもしれません。

シートシャッターの場合、切断してしまったら取り換えするまでもなく補修テープで修繕もすることができますが、それではやはり見た目が良くないと思ってしまうことでしょう。

また放置しておけば、切れた場所がどんどん拡大してしまってシャッターとして機能しなくなってしまうかもしれません。

風の影響を受けてしまう

また、シートシャッターのデメリットは軽いことです。実際問題、軽いことは扱いやすくシートシャッターのメリットに見えるのですが、軽いから風などの影響を強く受けてしまうことになります。

軽さのため強風で隙間が出来てしまったりし、メリットであるはずの空調性もそれほど期待できない……という事態と化してしまう可能性があります。

また、シャッターは外部を遮断するための機能であるはずなのに、気づけば虫が工場内に侵入していることもあるかもしれません。

より機能性の高いシートシャッターを求めてみては?

シートシャッターに存在している様々なデメリットを補うために、機能性の高いシートシャッターを取り付けてみてはいかがでしょうか。

まずおすすめは、「高速開閉が可能なシートシャッター」です。

シートシャッターのメリットは、開閉がスピーディーなことです。よりメリットを享受したいと思えば、ワンランクアップした高速開閉のシーリングライトを導入しましょう。シートシャッターの中には、一時間で100回スピーディーに開閉できるものも販売されています。これだけの速度であれば、さぞかし作業の効率も高められることでしょう。

また、虫が侵入してしまう問題を解決するために、「防虫効果を期待できるシートシャッター」も販売されています。

最近ではシートシャッターの機能性自体が高まり、高気密構造を採用しているものも多く販売されています。そのようなシートシャッターを導入することで、虫被害の問題もシャットアウトすることができます。

そして、シートシャッターの課題と言えば、耐久性です。

最近はシートがすぐに破れてしまう問題を回避するために、「シートの摩耗・破れを防止するシートシャッター」が販売されているので、そちらも注目してみましょう。

シートシャッターはどのくらい費用がかかる?

シートシャッターの価格相場は、シャッターの大きさによって違いがあります。

たとえば

・間口3m
・高さ3m

のケースは、標準工事費用込みで800,000円~がおおかたの料金相場です。

ただし取り付ける場所によっては、別途で工事が必要になることもあり相場よりもかなり高額になってしまうこともあります。

また、シートシャッターを取り付けする工事期間はスチール式のシャッターと比較して短期間でおこなうことができるため、費用の削減につなげることができます。

シートシャッターの故障の事例

シートシャッターを使用していて、経年劣化と汚れで向こう側が見えないからシートだけ交換したいという方々もいます。

シートシャッターは、既設してある本体であったりフレームはそのまま活用し、シートだけを交換することが可能です。

さらに、シートシャッターの起こりうる様々な故障事例をあげてみました。

シートシャッターは全然動作しなくなるトラブルが起こることがあります。

その原因は、
・コントローラーの故障
・モーターの故障
・コントローラーとモーターの同時故障

あたりです。

実際に具体的故障の原因は工事をしてみないとわからないことがあるので、まずは修理業者に相談してください。

しかし、コントローラーを交換してもシートシャッターが動作しない場合もあります。
そのときは、シートシャッター自体を取り外すことになります。

・シートは開くけれど閉まらない……
・閉まる途中で反転上昇してしまう……

そのような場合、シートシャッターが誤作動を起こしている可能性があります。誤作動が起こってしまう原因には光電管センサーの故障などがあります。

シャッターが動作しなくなってしまえば、作業が全停止してしまうこともあるでしょう。シートシャッターがいつ壊れてしまうのか、それぞれメーカーが出している交換時期をひとつの目処とすることができますが、あらかじめ判断することはなかなか難しいことです。

最悪の事態にならないためにも、違和感を感じれば、早急に修理業者に相談する姿勢が大事です。

このような現場でシートシャッターが使われている

・食品会社や加工会社
・精密機器を扱う会社
・物流関係の会社

など様々なシーンでシートシャッターが活用されています。

食品会社や加工会社でシートシャッターを導入するのは、食品に対して衛生面、温度管理が必要となるためです。開閉時間を抑える事によって更に食品を安全に扱う事ができます。

精密機器を扱う会社では、粉塵を抑え、衛生面を重視するためにシートシャッターが導入されています。
空調管理も安定させることができ、作業効率を高めることが可能です。

物流業務においても開閉時間が短いことで作業効率がアップします。取り扱う商品もスムーズに搬入搬出することが可能です。

まとめ

いかがでしょうか。今回は、シートシャッターについて解説しました。
シャッターを取り付けしたいと考えたとき、シートシャッターも選択肢のひとつに入れて検討してみましょう。

シートシャッターにはデメリットもあるので、求めているものは実際にはシートシャッターでないこともあるかもしれません。

しかし、シートシャッターの情報を知っておくだけでもシャッターに対して臨機応変な向き合い方をすることができるようになります。

シートシャッターは、開閉を楽にして作業効率を高めたいと思っている方々におすすめです。

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