レンタルテント倉庫のレンタル料の目安、建設事例、口コミを解説
2024.04.19
2024.6.4
現在、レンタルテント倉庫を建設しようと思っている工場経営・担当の方々もいらっしゃることでしょう。
テント倉庫とは、軽量鉄骨を組み、その上からシート膜をかぶせ建設する倉庫のことです。
レンタルテント倉庫は、購入するよりも初期費用を抑えられるお得な方法であるため、テント倉庫を導入しようと考えている方々は、選択肢のひとつとしてとらえておくといいでしょう。
今回この記事でははじめてレンタルを利用する方々のため、料金の目安や、利用の流れ、どのような使われ方をしているかなどを解説します。
気になる方々は、ぜひ一読ください。
目次
テント倉庫をレンタルするメリット
テント倉庫とは、軽量鉄骨を組んで、その上からシート膜をかぶせ完成させた倉庫のことであり、名前の通り、まるでテントのような倉庫です。
一般的建築物と比較しても、とてもシンプルな構造なのですが、モノを保管する倉庫として充分に活用することができます。
テント倉庫は、システム建設やプレハブ建設と比較しても短期間で設置が可能、建設コストを抑えることができる方法です。
また、テント倉庫には購入だけでなく、レンタルの選択肢があります。
レンタルでテント倉庫を建設することには、以下のようなメリットがあります。
コストを軽減できる
大がかりな倉庫を建設しようと思えば相当大変な思いをする経営者もいることでしょう。そのため設置までかなり時間がかかってしまうことになるかもしれません。
レンタルテント倉庫であれば、最短スピード1ヵ月、レンタル費用にプラスして、施工&撤去の費用で、立派な倉庫を使用することができます。
また、レンタルテント倉庫は経費処理が可能、購入時の固定資産税も必要ではありません。さらに、透光性があり、あたたかさを維持し、光熱費節約にも貢献することができます。
短期間でも使用できる
レンタルテント倉庫は、短期間でも利用することができます。
会社によってそれぞれレンタル期間に違いがありますが、最短で1ヶ月から利用できるプランも提供されています。
レンタルテント倉庫であれば、繁忙期のわずか数ヵ月間だけ、一時的に増えた資材であったり、製品を保管するため場所としても活用することができます。
即設置が可能
一般倉庫を建設しようと思えば、少なくとも1か月はかかってしまうことでしょう。しかし、レンタルテント倉庫であれば、最初の打ち合わせを含めても最速スピード1週間で建設することができます。
後片付けもスピーディー
一時的に使用する倉庫であれば、なおさら片付けのことも見据えた建設が必要です。レンタルテント倉庫の場合、シンプルな設計であるため、業者スタッフにより、わずか1日で撤去してもらうことができます。
地震に強い
国土交通省告示667号に適合したテント倉庫は、充分、長期期間にも使用可能な設計となります。
また、在来建築と比較しても軽量構造を実現、柔軟性があり、横揺れ・縦揺れに建物自体が変形追随し、建物への負荷が少なく高い耐震性を発揮します。
エコロジー
また、レンタルテント倉庫の膜材は、太陽光を透過させるため、昼間は照明が必要ないほどです。よって電気代を節約することができ、ランニングコストの低減を実現することができます。
必要な時だけ利用できる
レンタルテント倉庫は、最短で1ヶ月から注文が可能であるため、工場経営者の方々などは、「必要なときに」「必要な分だけ」利用しようという気持ちも起こることでしょう。
ごくごく短い期間だけ使いたいというのに、テント倉庫を購入してしまうことは、やはり妥当な方法とは言うことができません。
それは、レンタルの選択肢にまだ気づいていなかったせいでしょうか。
カスタマイズが可能
レンタルの手段には、要望にマッチした種類はないのではないか……と思っている方々も多いようです。
実際に、レンタルテント倉庫は規格化されたものが提供されることもあるのですが、会社によってはカスタマイズが可能であることもあります。
・勾配のある場所への施工
・扉、サッシドア等の追加工事
・防炎・PEシートの内幕材
・結露防止
……など言ったリクエストは、気軽に相談してみるといいでしょう。
また、レンタルテント倉庫を提供する会社によっては、様々選べるサイズが提供されています。購入のテント倉庫程のフルオーダーメイドという訳にはいかなのかもしれませんが、レンタルでも充分フレキシィブルな対応が可能です。
レンタルテント倉庫の料金目安
テント倉庫のサイズによってレンタル料金は違いますが、レンタルであるからこそ低コストを実現することができます。
試しにテント倉庫を利用してみたいとか、一時的に利用するのであれば、購入するよりも確実に割安で済ますことができます。
また、レンタルは一時的に借りるだけなので、維持費や管理費といったコストがかかりません。
レンタルは月々1300円〜/㎡が目安
それぞれレンタルテント倉庫を提供している会社によって料金に違いがありますが、おおかたレンタルテント倉庫の料金目安は、【月々1300円〜/㎡】です。
一例ですが、
間口:W10m
奥行:L10m
面積:100㎡
サイズのテント倉庫は、
1カ月契約であれば、816,000円の料金です。
3カ月契約であれば、
総額1,053,000円
6カ月契約であれば、
総額1,386,000円
1年契約であれば、総額2,088,000円
2年契約であれば、総額3,456,000円
が目安となります。
*設営・撤去費、運搬費、基礎工事費は別途支払いが必要
レンタルでテント倉庫を2年契約することも可能である場合がありますが、長期間レンタルすることで、購入した方がお得になるケースがあるため注意が必要です。
おおかた1年以上テント倉庫を使用したいと思っている場合は、購入を含めて検討するといいでしょう。
また、1カ月からに1年まではレンタルが可能で、1年以上はリース契約となる会社もあります。
まさに、レンタルのテント倉庫は、短期間で、おおかた1年以内の期間利用する方々におすすめしたい方法です。
レンタルテント倉庫を利用する流れ
ここでは、レンタルでテント倉庫を利用する流れをざっと解説します。
ヒアリング
まずは、どのようなテント倉庫に決めるか、実績集であったり、パース・図面、VRなどを確認してイメージを煮詰めていきましょう。
テント倉庫を工場に導入するために、様々な課題を確認、また整理しておくとよりスムーズな商談へ進行させることができます。
テント倉庫を提供する会社では、利用者の目的であったり、規模に応じ貸出しをするテント倉庫をピックアップし提案します。
たとえイメージが固まっていない場合でも、ベテラン業者スタッフがイチから伺い、用途にマッチした最適なプランを提供します。
申し込み
レンタルテント倉庫を提供する会社は、現地調査を含めて、おおかた2~3日程度で見積りを提出します。
内容に納得することができれば、申込みへと進行します。
発注の段階では、
・契約書類
・建築確認申請書類
を交わし、捺印を頂きます。
施工
建築確認申請を提出し、確認済証が発行されたら、次のステップはいよいよ着工です。
施工をスタートしてから最短2~3日で設置が可能です。作業は、現場実績が多数あるベテランスタッフがあたります。
引き渡し
テント倉庫が完成すれば、完了検査を行い、保証書など書類とともに引渡しをします。
そのときには、取扱い時の注意点であったり、定期的なメンテナンス方法……なども併せて説明します。
撤去
また、テント倉庫の利用期間が終了すれば、業者スタッフにより、撤去作業を行います。そちらも通常であれば1~2日で完了可能です。
レンタルテント倉庫の使われ方
既に、様々なシーンでレンタルテント倉庫が活用されています。
テント倉庫が最短1カ月だけでも利用できると知れば、もっと活用範囲の幅も広げることができるのではないでしょうか。
製造業、物流業
製造業であったり、物流業の分野でもレンタルテント倉庫が有効的に活用されています。
それは、以下のようなシーンにおいてです。
・工場の老朽化のための建て替えの一時置き場
・生産ライン組み換えのための一時置き場
・繁忙期間だけの材料置き場
・閑散期に使用しない機材の保管
・輸出手続き最中の出荷待ち保管
・荷捌き作業場
など。
建築・建設・重機・設備会社
また、建築、建設、重機、設備会社などでは、以下のような使い方がされています。
・工事現場の資材置き場
・環境改善工事現場での対応
・汚染物飛散防止の対応
・悪天候での作業場
など。
レンタルテント倉庫を利用した口コミ・評判
実際に既にレンタルテント倉庫の体験をしている方々がいらっしゃるため、そのような人たちの声も聞いてみるといいでしょう。
これは、滋賀県の工場担当の口コミ・評判です。
現在使っている倉庫を建て替えしなければならないため、保管している部品を一時的に移すための場所を確保しなければなりませんでした。おおかた必要となるのは、6カ月間だけの保管場所です。
テント倉庫のことは知っていたのですが、やはり期間が短いことで、購入までは踏み切ることができませんでした。
そのとき知ったのは、テント倉庫がレンタルできることです。
業者に確認したところ、レンタルでも手頃なサイズのモノがあるとわかり、即決断しました。
また、新しい倉庫が完成し、テント倉庫はすぐに引き取ってもらうことができ、とても助かりました。
こちらは新潟にお住まいの方です。
東北エリアで、冬には相当な量の雪が降ることも懸念材料としてあり、実際にテント倉庫を建てること自体にはいささか不安がありました。
しかし、テント倉庫は、建築士の構造計算に基づかれている(積雪を考慮した設計を施した強度の高い物品保管用倉庫)と聞き、安心して建てることを決めました。
実際に利用してみて、頑丈な鉄骨と、生地で、かなり安心・安全性が高いことがわかりました。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、レンタルテント倉庫について解説しました。
まだまだテント倉庫がどのようなものかわからないため、購入まで踏み切れないという工場担当の方々もいらっしゃることでしょう。
そのような方々も、テント倉庫にはレンタルという選択肢があるため、一度短期間利用してみて購入を決めるというのもいいのではないでしょうか。
いずれにしても、倉庫にはテント倉庫という選択肢があることをあらかじめ知っておくことで、自社工場の作業効率を各段とアップさせることができます。